防カビ・防臭のためにできる対策とは?カビや臭いの原因も解説
手遅れになる前に。防カビ・防臭は健全な日常を守るための盾です。
カビや臭いは、日常生活のいたるところに潜んでいます。
ひとたび発生してしまうと、完全に除くのは簡単ではありません。だからといって放置してしまっても、着実に根深くなってしまうでしょう。
処理の手間を考えても、発生してから対処するのではなく、予防しておくことがおすすめです。
この記事では、部屋にカビや臭いが発生する原因として考えられるものを紹介し、防カビ・防臭のために自分でできる対策を解説していきます。
目次
- ○ カビや臭いが発生する原因
- ・カビが発生する原因
- ・湿度が高い
- ・気温が高い
- ・栄養になるものが存在する
- ・空気がある
- ・臭いが発生する原因
- ○ 防カビ・防臭のためにできる対策
- ・防カビのためにできる対策
- ・温度を下げる
- ・湿度を下げる
- ・こまめに掃除をする
- ・防カビ剤を使う
- ・防臭のためにできる対策
- ・ゴミを溜めない
- ・布類をこまめに洗う
- ・定期的に換気する
- ・アロマや消臭剤を使う
- ○ 確実な防カビ・防臭にはより効果的な対策を
カビや臭いが発生する原因
戦いに勝利するためには、敵の手の内を知っておかなくてはなりません。
カビや臭いは発生した後にしか気付くことができないもの。防ぐことを目標にするのであれば、気づいたときにはもう手遅れなのです。
そこでここでは、カビや臭いが発生する原因を解説します。原因を知ることは、先回りした対策にもつながるはずです。
カビが発生する原因
カビが発生しやすい環境かどうかは、「湿度」「気温」「栄養」「空気」によって見分けることができます。ひとつずつ解説していきます。
湿度が高い
カビは、湿度が60%になると動きが活発になるといわれています。80%を超えると一気に繁殖力が強まるともいわれており、水回りをはじめとした日頃から湿度の高い場所は、カビにとって格好の繁殖場所になり得るのです。季節のなかでは、春から夏にかけての湿度が高い時期、特に梅雨時期に注意が必要です。また湿度が60%以下であっても、換気が行き届いていない場所であれば、カビが発生する可能性はあります。
気温が高い
カビは、0〜40℃の気温で繁殖するといわれています。なかでも、25℃〜30℃あたりが生育に最適な温度とのこと。浴室やキッチンに限らず、あたたかい季節には家のなか全てが該当するでしょう。人間が「やや暑い」と感じるくらいの気温が、カビの狙い目なのです。
栄養になるものが存在する
ホコリ、食べかす、汚れ、ダニといったものは、カビの栄養になります。カビの生育にはこの栄養も必要不可欠です。すべての有機物がカビの栄養になり得ると捉えた方が良いでしょう。食品そのものや寝具の裏側、重量のある家具の裏側、クローゼットの奥、エアコンの内部といった、掃除が届きにくい場所には要注意です。
空気がある
空気もカビの生育に必要です。ただし、カビが生えそうだからといって、その空間を真空にするのは不可能な場合が多いでしょう。この原因に対して策を講じるのは、現実的とはいえません。
臭いが発生する原因
臭いは、食品の臭いや体臭を含めた「生活臭」に端を発する場合が多いでしょう。家のなかにおいては、調味料や食品をあつかうキッチン、体臭が影響する玄関、クローゼット、洗面所といった場所に発生しやすいものです。エアコンに発生したカビも臭いにつながります。
また、特に材質が布のものは臭いを吸収しやすく、洗うのを怠っているとあらゆる生活臭を含み、臭いの元となる可能性があります。
防カビ・防臭のためにできる対策
カビや臭いが発生してしまった場合、対処は一筋縄ではいきません。
そのため、発生前にあらかじめ対策しておいたほうが良いでしょう。できることから対策していくことで、被害を防げる、もしくは最小限に抑えられるはずです。
「一刻も早くより確実な方法で備えたい」という方には、業者による「光触媒コーティング」という方法もあります。
防カビのためにできる対策
防カビのために自分でできる対策は、「カビが発生しやすい環境」をつくらないことです。以下で、ひとつずつ細かく解説していきます。
温度を下げる
カビが最も発生しやすい気温は25℃〜30℃だといわれています。かといって、それ以外の温度では発生しないということではありません。0℃〜40℃あたりの間であれば、カビは少なからず発生する可能性があります。
対策として具体的には、「エアコンや扇風機を利用して室温を25度以下に保つ」という方法があるでしょう。一方で先述のとおり、「カビが最も発生しやすい温度を避ける」対策の効果はゼロではありませんが、温度対策のみで効果をあげるのは簡単ではありません。他の対策と組み合わせて行うのがおすすめです。
湿度を下げる
湿度は、カビの発生率を左右する重要な要素です。湿度を下げることは、カビの予防に大きく貢献します。
カビは、湿度が60%を下回ると活動が急激に弱まるといわれています。40%〜60%という湿度を保つことができれば、人間も快適に過ごせるうえ、カビの発生も防ぐことができるでしょう。
具体的な対策としては、エアコンの除湿機能を利用すること、換気扇を回すこと、頻繁に窓を開けて換気すること、サーキュレーターを利用すること、部屋のレイアウトを工夫して常に風通しの良い状態をつくること、といった方法が考えられます。
こまめに掃除をする
こまめに掃除することで、カビの栄養となりうるものを排除できます。
特に、クローゼット内をはじめとする収納部、家具や寝具の裏側といった風通しの悪い場所、水回りをはじめとした湿度が高くなりやすい場所を清潔に保つことで、カビの発生を抑えることにつながるはずです。
カビの栄養になるものを残さないためには、ホコリをはたくだけではなく、拭き掃除で確実に拭き取ることも重要です。
防カビ剤を使う
いまでは、市販の防カビ剤も数多く登場しています。あらかじめ防カビ剤を使用しておくことで、カビの予防につながります。
防カビ剤を使用する際は、効果が届く範囲、使用に適した場所、しくみ、成分といった特徴をしっかりと理解し、適切な用途で使用することが大切です。そうすることで、効果を最大化できるでしょう。
用法を間違えてしまうと、かえってデメリットをもたらす可能性もあります。子どもやペットのいる家庭は特に、成分面において注意が必要です。
防臭のためにできる対策
防臭のためにできる対策も、基本的には臭いが発生する状況をつくらないということにあります。さらに、アロマや消臭剤を重ねて使用することで、心地良い匂いに塗り替えたり、新たな臭いの発生を効果的に抑止したりすることができるでしょう。
ゴミを溜めない
臭いの発生を抑えようとするうえで厳守したいのは、ゴミをこまめに処理するという習慣です。
特に食品に関わるゴミは、臭いを発生させやすいでしょう。水分の多い生ゴミは雑菌が繁殖しやすく、放置すると激臭を放つ可能性があり、コバエが発生する原因にもなります。
水分を切ったうえでゴミ袋に入れるようにすれば、収集日までの間にも臭いを抑えられるでしょう。
布類をこまめに洗う
服やカーテン、絨毯をはじめとする布類は、臭いを吸収しやすいといわれています。
生活臭を吸収した布類が、部屋全体に臭いを充満させてしまうことも珍しくないでしょう。布類をこまめに洗うことも、部屋に生活臭を滞留させないという意味では効果的です。
定期的に換気する
オーソドックスな方法ですが、定期的な換気がもたらす効果は低くありません。
2カ所以上の窓が開いていると、風の通り道ができ、より高い効果が期待できます。1カ所しか窓がない場合や、窓が開けられない場合は、空気清浄機を利用するのもひとつの手段です。
また、室内に臭いの原因を残したままだと、換気をやめた途端に臭いが復活してしまいます。ゴミを捨てる、布類を洗うといった先述の対策と合わせることで、効果の継続が望めるでしょう。
アロマや消臭剤を使う
アロマや消臭剤を用いて臭いを消す方法もあります。
一方で、臭いのうえからアロマや消臭剤の香りを重ねる方法では、効果が出にくいばかりか、より臭いが複雑化してしまい、かえって不快感を増幅させる可能性もあります。
定期的な換気の場合と同じく、臭いの原因をなくす方法と併用する必要があるでしょう。
確実な防カビ・防臭にはより効果的な対策を
カビや臭いは私たちの生活に付きまとい、生きているかぎり完全に決別するのは難しいものです。
放置すればするほど対処は大変になっていく一方なので、いかに日頃から意識し、しっかりとした対策を取っていけるかということが重要でしょう。
とはいっても、上記にあげたこまめな対策が面倒だ、継続が難しいという方もいるはずです。また上記の対策は万能ではないため、実際にやってみたうえで効果を感じられないという方もいるかもしれません。
そういった方々は、業者への依頼も検討する価値があるでしょう。
「抗菌ステーション広島」では、防臭や防カビにおいて効果を発揮する「光触媒コーティング」を承っています。「光を当てることで特定の反応を引き起こす」性質を持った無色透明の「光触媒」という物質で、あらゆるものをコーティングすることで、手軽かつ長期的な防カビや防臭を実現します。
防カビと防臭は、あなたに健やかな生活をもたらしてくれることでしょう。